2024年の出生数が70万人割れ…統計開始以来、最小だそうですね。。少子化に歯止めがかからない…
いろんな問題があるのだとは思いますが、やっぱり若い世代に安定した収入があること、子育てしやすい環境作りが進まないことには、なかなか若い人たちが「子どもを持ちたい!」と思えないのかなと思います。
そして、世の中には出産や育児に関する負の情報が溢れている…!
確かに大変なことは多いし、白目剥きそうになることもしばしばですが、わたしは子育て中の今は人生の中でもかけがえのない時間を過ごしているのかなと思っています。
出産や育児のリアル(大変なことや幸せなこと、楽しいこと)を届けたい!というのがこのブログをやり始めたきっかけの一つでもありますので、今日は
- 自然分娩と無痛分娩のリアル
- どちらも経験して、どうだったか?
- 結局、どっちを選んだらいい?
について、わたしの体験談と考えをお話したいと思います。
自然分娩のリアル
長女と次女は、自然分娩で出産しました。
なぜ、無痛分娩を選ばなかったのか?
ズバリ、家の近くに無痛分娩を取り扱っている産院がなかったからです。
選べるなら、無痛分娩を選びたかったのが本音。
でも自然分娩に納得していたし、「陣痛ってどんな感じなのかな…」と恐怖もありましたが楽しみな気持ちもありました。
長女は高位破水から始まって、入院後に自然に陣痛がきて、会陰切開して出産。分娩時間は陣痛が始まってから8時間でした。
「陣痛がわからないかも…」と思っていたわたしですが、破水したあとということもあって周期性のある痛みにすぐ気がつきました!
1人目はじわじわと強くなる痛みが本当につらくて、何回も「もうやめたい…」と思いながら、パパにも暴言を吐きつつ乗り越えました。
時間だけ見ると、8時間。早い方だったと思います。でもつらかった。。人生で1番濃い時間でした…!
次女は夜、長女を寝かしつけている時に生理痛のような周期性の痛みがあり、「陣痛かも?」と思い入院。そのまま本陣痛につながって、5時間ほどで出産になりました。
こちらも分娩時間は短めではありましたが、1人目の経験がある分、陣痛は怖かったです。
しかも今度は一気に進んでいって陣痛が強くなって「え、もうこんな痛くなる?!え?!」と1人目とのお産の進み方の違いに困惑。。。
気づいたら、子宮口全開、破水、発露…「力入れないで!産まれちゃう!」と言われ、パパと助産師さんに引きずられるように分娩台に上がり、そのあとは1回の陣痛で次女は産まれました!
どちらの出産も、とにかく「痛かった」「つらかった」「早く終わってほしかった」の記憶しかありません。疲労感も半端ない。。が、産まれた娘たちは本当に可愛くて、達成感はありました✨
無痛分娩のリアル
無痛分娩は、硬膜外腔というところにカテーテルを留置する「硬膜外麻酔(=エピ)」を行って薬剤を投与することで陣痛や娩出時の痛みを完全に取るor和らげる出産方法です。
エピは腹部手術や整形外科の下肢の人工関節手術でも行われる麻酔方法です。わたしはずっと手術室で働いているので、手技に関してはよく知っていました。
もちろんエピにはリスクもあります。神経損傷、出血、デュラパン…全身脊麻(エピの際、硬膜外腔ではなく脊椎くも膜下にカテーテルが挿入され、麻酔薬が全身に回って呼吸停止を起こすこと)となり亡くなった産婦さんもいました。
そして、日本の産婦人科では麻酔科医が常駐しているところは少なく、産婦人科医(=ギネ)が自分で麻酔する施設も多いです。
わたしが三女を産んだところもそうでした。そして、分娩中の薬剤の管理は医師の指示のもと助産師さんが行っていました。
正直、ギリギリになって無痛分娩にするか悩みました。分娩中のエピの事故は、死につながることもあります。幼い子どもたちを残して死ねない、取らなくてもいいリスクを取って良いのだろうか…そう思ったこともあります。
だけど、「痛みがない、もしくは少ない」というのはそれだけで大きなメリットです!家族で話し合い、いろいろ考えて無痛分娩をすることにしました。
結果は、大満足!
痛みがなかったことで、三女が産道を通ってくるのもよくわかりました。
赤ちゃんが下がってくるってこういうことなんだ!こうやって産まれてくるんだ!と出産を主体的に感じられたのは三女のときだけです。
エピの副作用である頭痛や、フェンタニル(=医療用麻薬。痛み止めです)の副作用である吐き気もなく、産後の疲労感も少なかったです。
会陰の傷を縫う時も痛くなかった!!感動でした。
ちなみに、エピのカテーテルを入れる時は自分が思っていたよりも局麻が痛かったです(°▽°)!!
局麻するって言われてたのに、「イテ!」って動いちゃった。。反省。
また、手術室看護師として、エピの患者さん側の経験ができたことは、今後の業務に活かせそう!いい経験になりました。
両方を経験してみての感想
先述の通り、「痛みがない」というのは本当に大きなメリット!
男性なら気絶するほどの痛みを数時間、長い人は何日も耐え抜くって、本当に地獄のようです。
痛くないことに関しては本当におすすめしたい!
どちらを選んだら良いか?まりまの考え
ただ、エピにはリスクもあります。促進剤を使う施設と多いと思いますので、無痛分娩にはそのリスクも追加されますね。
無痛分娩を選ぶことができるならリスクベネフィットを考え、家族でよく話し合って選択するのがいいと思います。
自然分娩と無痛分娩、はたまた帝王切開、どんな分娩方法でも「母子共に安全に出産すること」ができればはなまるです💯
よく周りからの言葉で無痛分娩にするか悩んでいる…という妊婦さんのスレッドなどを見ますが、周りの人の言葉で自分の人生の方向を決めるのは賛成できません。
それはうまくいかなかったときに、人のせいにしたくなってしまうから。自分や家族とよく話し合って決めるべきだとわたしは思います。
ママの希望を優先しながら、きちんと家族で話し合えるといいと思います。
最後に
自然分娩と無痛分娩、両方を体験したわたしの体験談、いかがでしたか??
どっちも経験したけれど、どちらもわたしの人生の中でかけがえのない経験になっています!そして、三姉妹はそれぞれかわいくて、愛しい大切な存在です☺💛
分娩方法に悩む妊婦さん、子どもを持とうか悩んでいる夫婦に、少しでも多くの方にこの記事が届きますように(*^^)皆さん応援しています!!
もっと詳細なエピの話や自然分娩の話、需要があればポツリポツリと話したいと思います♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)
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