家族や子どもたちの話の記事が続いたので、今日は、ライフステージの変化に伴うわたしの仕事への意識の変化についてお話したいと思います!
総合病院でオペ看へ!仕事が楽しすぎたあの頃
看護学校を卒業して、附属の総合病院へ就職したわたしは手術室へ配属されました。
その病院は周産期拠点病院に指定されて、二次救急をとっている病院でした。
当時、脳外科はなかったのと心臓血管外科はDrが足りなくてほぼ機能していなかったのですが、外科・消化器外科、産婦人科、耳鼻科などなど様々な診療科に毎日患者さんが運ばれる病院でした。
まずは消化器外科の外回り業務から始まり、数ヶ月で器械出しへ。
毎日新しい手技や術式に触れ、毎日勉強することがあって、今思うととても楽しい日々でした。新しいことに取り組むことや勉強も好きだったわたしは、どんどん手術看護にハマっていきました。
手術室に尊敬する先輩もできて、「ああいう風に器械出しがしたい!」「あの先輩みたいに麻酔科医とやりとりできるようになりたい!」と、日々勉強に明け暮れました。
飲み会が非常に多い部署だったのですが、それもまたよかったのだと思います。
何しろ、わたしは大の酒好き!今は飲み会も少なくなったり、自由参加だと若手が全然来ない…なんて話も聞くけれど、わたしは職場の飲み会に参加するのは大好きでした。
普段は怖いDrや師長さん(これまた大酒飲み)と気楽に話ができるのが楽しかったし、先輩たちと仲を深める良い機会になっていたからです。
「若い」「希望でオペ室へ配属された」「やる気がある」というだけで顔も覚えてもらえたし、ゲラゲラ大笑いしながらいろんな話をしてお酒を飲むって本当に楽しいなぁー!と感じていました。
余談ですが、この病院を退職するまでの3年間、ひどいときは週5で飲みに行っていました。。若いって、スゴイ…!
今のパパとこの頃から付き合っていて、いずれは結婚も考えていました。だけど仕事も楽しく(びっくりするくらい忙しかったけれど!)、お礼奉公が終わっても、あと数年は働きたいなぁと考えていました。
そして、「全科できるオペ看になりたいから、次の就職先はもっと大きな病院を選びたい」とも考えていました。
急遽結婚が決定!地元に戻ることに
いろいろあって急に結婚することが決まり、3年目の終わりに退職して地元へ戻ることになりました。
急に結婚が現実のものになり、転職活動をすることになっていろいろ考え出すわたし。
結婚をしたら子どもが欲しいし、そうなると今みたいな働き方は続けられるのか…?
総合病院の手術室でも、フルタイムでオンコールをばりばりやっているママさんもいました。
が、そういう人は自分か旦那さんの両親と同居していました。そうでなければ、オンコールはできません。
わたしもパパも市内に母親は住んでいるけれど、同居する予定はなかったので、そのことを考えるとオンコールは難しいかも…と思うようになりました。
転職エージェントに聞いてみても、結婚して子どもを持ちたいと思っているなら、大学病院などの大きなところではなく単科の病院などワークライフバランスを重視しているところが良いのではないかと助言をもらいました。
正直、悩みました。この時子どもがいたわけではなく、あくまで希望。
でも、なんとなく今ここで大きな病院に転職しなければ、もう2度とそんな機会は訪れないのではないかと感じていました。自分が望むキャリアを取って、数年子どもを持つのを遅らせるか。
当たり前ですが、緩やかに働ける職場を選んだからといって確実に子どもを授かる保証もありません。
何が正解なのか、明確な答えがないからこそたくさん悩みました。
ぐるぐるといろんな考えが頭を巡る中、「自分が大切にしたいことは何か」についてふと考えてみました。
きちんと考えてみると、仕事ではなくパパと過ごすことや、今後の家庭についての考えが大半を占めていることに気がつきました。
「自分の中で1番大切にしたいことって、家族のことなんだ」と自分の考えがまとまったことで、転職先の選び方が定まりました。
少し規模の小さい病院で、バタバタと忙しく働かなくて良い場所を選ぼうと思うようになったのです。
今は仕事は「安定した収入を得る手段」という位置付け
総合病院で働いていた時と比べて、いまは緩やかに働いています。
時短勤務で実働は7時間、臨時・緊急オペも格段に少ないし、整形単科なので命の危機に直結するようなシビアな症例は基本的にありません。
若かりし頃の夢だった「全科できるオペ看」とは…まあ程遠いのですが、今の施設で担当する疾患の範囲では日々の勉強は続けられています。
整形の手術や麻酔に特化した知識は深められ、他の施設に行っても役立つ経験をしていると自負しています!
そして、子どもを育てていくためにはお金がかかる!!
子どもの「やりたい」を支えるために安定した収入を得ることは、わたしの中では最重要事項。
自分の「こうなりたい」は少しだけ後回しにして、「家族の生活をまわすために安定した収入を得る」選択に、今は満足しています。
そして仕事には、収入を得る以外に「ママでも奥さんでもない時間を持てること」に非常に価値を感じています。
仕事にはお金を稼ぐ以外にも価値があること、子育てをする中で初めて気がついたことです。
自分軸で考えることが1番!!
まあ1回目の転職は職場の雰囲気と合わず失敗に終わったのですが、自分の中で1番大切なことはなにかを改めて考える良い機会になりました。
何事もそう。転職も、退職も、結婚も、子どもを持つ選択も、だれも自分の人生に責任なんて取ってくれません。
だから自分で、自分軸(自分がどうしたいか、何を大切にしたいのか)で考えて選択していくことが大事なのです!
「自分で考えて決めたからやるしかない!」と思えないと、「やっぱりあの時あの人の言うこと聞かなきゃよかった…」「だからわたしは、こうしたいって言ったのに…」と、言い訳ばかり並べることになってしまいます。
一度しかない人生、そんな時間もったいない!!
自分で決めたことだったら、失敗しても反省して次に活かせます。
自分の人生の舵取りは自分でしましょう(^_^)✨
そういうわたしも、今も昔も選択は失敗だらけ。親に言われるがまま、周りに勧められるがまま決めた進路では後悔ばかりでした。
いまは自分で考えて、家族で話し合って決めた選択ばかりなので後悔は少ないです!
産休終わりに前の病院を退職したこと。
育休を1年取らずに仕事復帰したこと。
子どもたちが小さいうちは、緩やかに働ける福利厚生の手厚い病院勤務をやめないこと。
子どもたちが大きくなって手を離れてきたら、また自分がどうやって働いていきたいのか問いかけたいです!
最後に
- 自分が大切にしたいことは何かをゆっくり考えてみよう
- 自分軸で、大切なことを大切にするにはどうしたら良いか考えよう
- 自分の人生、後悔をだれかのせいにするのはやめよう
以上が、結婚・転職・出産で悩みまくったわたしが考える生きていく上で大切にしたいことです(いつのまにかすごいスケールの話に…笑)。
本当に生きていく上で悩みってつきませんよね…
それでも日々悩みながら、なんとかしていくしかないんですよね。
自分の人生、自分で切り開いていくしかない!
今は家族が楽しく元気に生きていけるように、どうしたらいいかを大事にしていきたいなと思います😁
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)!
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