2024年に国内で生まれた日本人は、統計開始以降初めて70万人を下回り、過去最小となりました。。いろいろな子育て政策は打ち出されているものの、少子化には歯止めがかかりません。。
そんな社会情勢の中なぜわたしは「3人目がほしい!」と思い、妊娠・出産することにしたのかについて、前編後編に分けてお話したいと思います。
前編の今日は、妊娠・出産・育児を経て「1人っ子にしよう」と一旦決意したわたしの話をしようと思います!
1人目を産んだあとは「一人っ子にしよう」と決めた
長女を産んでから早6年が過ぎました。当時のことはよく覚えています。
なぜなら、妊娠生活も出産も、子どもが生まれてからの生活も、大変すぎて、自分が思い描いていたものとは程遠かったからです。
想像と現実のギャップに何度も心が折れかけ、精神的にもものすごく不安定でした。
どんなことが自分の想像とは違っていたのかについて、まとめていきます。
妊娠初期のつわりがつらい!
結婚する前から、なんとなく「子どもは複数人持ちたいなぁ」と考えていたわたし。
わたし自身も三姉妹(わたしは真ん中)であり、姉妹でわちゃわちゃ過ごした幼少期がそれなりに楽しかったこと、大きくなってから「あぁ姉や妹がいてよかったなぁ」と思うことが多々あったことなどもあり、「2人か3人はほしいなぁ」と漠然と考えていました。
が、長女を妊娠して喜んだのも束の間…5週頃からつわりが始まりました。
最初は、食べづわり。何か口にしていないと気分が悪く、しょっぱいもの(ポテチやじゃがりこなど)を食べると少しは気分が良くなりました。
そこから1週間ほどで今度は吐きづわりへ。
普段、具合が悪いことがないわたし。「吐く」といえば、二日酔いのときだけでした。まさに、毎日二日酔いの気分。
寝ても覚めても吐き気に襲われて、1日に何回もトイレに駆け込む日々。
オペ室での勤務中も、電メスの匂いで吐く。消毒用アルコールの匂いで吐く。人工関節手術で使用するセメントの匂いで吐く。。。
本当に毎日がつらくて、、仕事にも行けずベッドから一歩も動けない日が何日もありました。
「妊娠したらこんなにつらいと思わなかった。。」、それが正直な感想でした。
日々食べられそうなものを食べては吐く、を繰り返し、体重はみるみる落ちていきました。
陣発〜出産までがつらい!
長女のときは昼間自宅にいるときに高位破水をし、入院が決定。夜になって陣痛がつき、翌日朝方に産まれました。
陣痛が、思ったよりも全然痛かった!「鼻からスイカ」とかよく言うけど、一回だけ痛いならまだ頑張れる!でも、実際には数時間〜数日間耐えなければなりません。
「もうイヤ!」「もうカイザーにしてほしい!」陣痛中、何度思ったかわかりません(カイザーの術後のつらさについては、看護師としても母としてもわかっていますが、「今、この時」の陣痛から逃れたくて、本当に切ってほしかった)。
そして、自分に余裕がないとパパにも優しくできず、せっかく「何かしよう!」と思って腰をさすってくれたりするのに、さすられると体がザワザワして「やめて!💢触んないで!💢」とキレ散らかす(まじごめん)。
初めての出産は、長女に会えた喜びももちろんありましたが、それよりも「やっと終わった。。」の気持ちの方が強かったです。
とにかく痛すぎたし、つらすぎた!もう経験したくない、と思いました。。
産んですぐ始まる育児がつらい!
産後、ゆっくり体を休める暇もなく始まる新生児との生活って、思ったよりもめちゃくちゃ大変でつらかった。
今までこんなに他人に自分の生理的欲求を邪魔されたことがなかったので、「ゆっくり眠れない」ことがこんなにつらいことだとは思いませんでした。
お腹は後陣痛で痛いし、足は子鹿みたいに震えてるし、会陰切開したところは痛いしおっぱいも痛くなってくるし。
おまけに全然寝ない系の長女は、昼夜問わずずっと泣いていて、どうしたら良いのか、わからないし。。
1人目だったこともあり、助産師さんに預けて休むことも謎のこだわりからできず。ミルクを追加することすら思いつかない。
「どうしよう、どうしよう…」と心では悩んでいるのに、「大丈夫?」と聞かれると「大丈夫です!」と答えてしまう。
夜中、寝ないで泣き続ける長女を抱いて一緒に泣いていたのは、一晩ではありませんでした。
退院後、やっぱり寝ない長女の面倒を見るのがつらい!
退院後ももちろん寝ない長女。
「どうしたらいいんだろう」「何が悪いんだろう」考えても考えてもわかりませんでした。
泣くことしかできない、他に何もできない長女の世話をするのが怖くて、かと言って放っておくこともできず…
「ゆっくり眠れない」ことがこんなにもストレスで、人格を変えてしまうとは知らず、
「この子をかわいいと思えない自分はダメな母親だ」
「わたしがいないと死んでしまうんだから、ちゃんとしなくちゃ」と自分で自分をどんどん責めていきました。。
今ならもう少しパパや実母、義母に頼ることもできると思います。
が、当時は「娘のことはわたしがやらなくちゃ」と謎の固定観念に縛られていました。
そして、わたしの中でどんどん育児は「楽しくて、幸せなもの」から「ただの苦行」という印象が強くなっていき、それがまたわたしを「ダメな母親だ」と思ってしまう悪循環。本当につらかったです。
周りに当たり散らす自分がイヤ!
ホルモンバランスが安定しないことで産後のママは感情のコントロールがきかないことがありますよね。わたしはまさにそうでした。
自分の祖父に言われた何気ない一言に涙して、「なんでそんなこと言われなきゃなんないの?💢」とキレる。
実母との何気ない会話の中で「わたしのこと馬鹿にしてるな💢!」と勝手に解釈してキレる。
義母が娘を可愛がり、「寒いんじゃない?」みたいな、ちょっとしたことを指摘されただけで、「なんであんなこと言われなきゃならないんだ!」と帰った後に泣きながらキレる。
そして、大好きなはずのパパの一挙一動に腹が立って仕方ない!!
このジェットコースターのような感情を自分でも制御しきれず、「こんなこと思う自分は最低だ…」と自己嫌悪。
もともと穏やかな性格ではないのですが、こんなふうに異常に周りにイヤな感情を抱き、ある時にはカッとなって爆発する自分が本当にイヤでした。
こんな思いをするなら、もう出産は経験したくない。。。そう思いました。。
妊娠期間、出産、産後は全然キラキラした楽しいものじゃなかった…
妊娠する前のわたしは、妊娠すること、子どもとの生活って、本当に「キラキラして楽しくて、幸せで溢れていること」だと思っていたんですよね…
もちろんそういう側面もありますが、実際に自分が経験してからは綺麗事ばかりでは子どもを産んだり育てたりすることはできないと痛感しました。
以上のことから、「妊娠出産はもう懲り懲り。絶対に一人っ子にする!」とわたしは心に決めたのでした。
しかし、長女が2歳に近づくとわたしの中で別の感情が生まれるようになります。
次回は、わたしが2人目3人目をなぜ望むようになったのか?をお話します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)
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