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大嫌いだった整形外科のオペ。なのに整形単科へ転職した理由

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仕事の話
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突然ですが、総合病院に勤めている頃は整形外科の手術…特に人工関節の手術の器械出しは大の苦手でした。。。

そんなわたしがなぜ整形外科単科の病院に勤めることにしたのか?

それについて今日はお話したいと思います!

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なぜ整形外科の手術に苦手意識があったのか?

整形外科の手術で人工物(=インプラント)を挿入する際は、当然ですが患者さんのサイズに合ったものを使用します。

骨折の手術も、人工関節の手術でもそれは同じです。

そうなると、必然的にさまざまなサイズごとのインプラントが必要になります。

そして、人工関節手術だと骨を切ったり削ったりするのに、さらにサイズごとの器械が必要になり、莫大な量の器械を手術ごとに滅菌することになります。

まず、総合病院に勤めているときは膨大な量の器械を自分で仕分けして、滅菌することが嫌でした。

わたしが組んだ器械にもし忘れ物があったら、それだけで手術が止まってしまう場合もある。

そう考えると本当に器械を組むのが怖くて、でも滅菌前に何度も確認するような時間的余裕はない。

もちろんどの手術でも自分なりの手順書は作っているのですが、メーカーや器械の種類が違えば、同じ手術でも何者かわからない器械も出てきます。

それを聞きたくても、メーカーの営業さんは手術の時しか立ち合いに来ない(器械搬入時にはいないことが多い)ので確認することができず、常に「大丈夫かな…」という不安の中手術に臨まなければならないことは多々ありました。

そして、整形外科と一口に言っても頸部や腰の手術から上肢、下肢と手術部位は幅広いです。たとえば、指の関節に使う器械と膝に使う器械だと全然様子が違ってきます。

どの部位の手術も毎日あるわけではなく、前回やったのは数ヶ月前…なんて手術につくのも日常茶飯事です。

他科の勉強もあり、正直言っていろんな部位でいろんな器械を使用する整形外科は「苦手」以外の何者でもありませんでした

なぜ整形外科単科の病院へ転職したのか?

そんな中、なぜわたしは整形外科単科の病院を選んだのか?

それは、次のような理由からです。

オンコールがなく、土日祝日休みが固定!

現在の病院に転職した時、長女は生後半年。パパの仕事も帰ってくる時間には波があって、オンコールは無理だなと考えていました。

病棟や外来も転職の選択肢としてはあったのですが、できれば夜勤はせず日勤常勤、できればパパと休みが合う土日休みで探すとなかなか合う求人はなく…

そんな時、今の病院を転職エージェントから紹介してもらいました。

オンコールなし、残業ほぼなし、土日祝日休み。そして、希望の手術室への配属。。。

苦手な整形外科単科であること、通勤時間が長めであること以外はわたしの条件とマッチしていたからです。

給料が高め

オンコールがないのでオンコール手当はありませんでしたが、手術室手当や基本給が他の病院と比べて給与水準が高めでした。

他の部署で日勤常勤となると、手取りで月20万円を超えないところが多い中、今の病院は詳細は伏せますがそれ以上は確実…!

子どももいるし、より良い給料の職場を探したい!とも思っていたので、苦手な整形外科であることは妥協しても良いかも。。と考えていました。

師長さんが子育てに理解がある方だった

面接に行ってみると、師長さんは10代後半のお子さんがいる子育て中の方でした。

そのため、生後半年の娘がいるわたしの状況をとても理解してくれていました。

職場の空気感というのは、良くも悪くも管理職の影響を受けるものだとわたしは考えています。

なので、師長さんが子育て中であることは「職場も子どもがいる人に優しい空気なのではないか?」と考えられました。

実際、娘が小さく、急なおやすみが必要になるかもしれないことなどを伝えると「わたしも子育てしてきたからわかってるよ!手術室のメンバーも子どもがいる人が多いから安心してね」と言ってもらえました。

実際に働いてみてどうか?

あんなに苦手意識が強かった整形外科ですが、実際に働いてみると非常に楽しい!

わたしは毎日同じことをしていると飽きてしまうタイプなのですが、全身の骨や筋肉、靭帯、関節が術野となる整形外科はいろいろな手術に関わることができて楽しいです!

あんなに苦手だった人工関節の手術も、だいぶ手技が身についてきたように思います。

今は新人指導をするくらいまでは理解が進んだなと思います。まだまだ勉強することは山積みですが…

やはり、人工関節の手術でもコンスタントに手術に入ることで理解は深まります。

器械出しも、外回りもそう。数をこなすこと、実際にやってみること以上の勉強法はないと強く感じます。

少しでも興味があれば転職の候補に手術室も考えて!

オペ室の経験があっても整形外科には苦手意識のあったわたしですが、今も楽しく働き続けられています。

全く経験がなくても、場数を踏めば必ず業務にも慣れて、一人前のオペ看になることができます!

「病棟での夜勤に疲れた…」「残業が少ない病院で働きたい…」など、今の職場に不満がある人、手術室に少しでも興味がある人はぜひ転職先の選択肢のひとつとして、整形外科単科の手術室を考えてみてくださいね♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*’▽’)

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